新人研修の一山を越えて
1ヶ月あまりに及ぶ某社新人研修が終了。
技術研修のフェーズにもかかわらず私にお呼びがかかるのは、IT人材(営業配属含む)の新人たちに仕事の進め方を伝えるため。
なので敢えて実践的ビジネスマナーからコミュニケーション(報連相の仕方、タイミング、話し方)、目標設定、モチベーションのしくみ、チームビルディング、リーダーシップ、自己成長など様々な要素を盛り込みながらシステム開発演習をサポート。
ただの技術系講師として振る舞わないところが強みと信じ、そこで差別化。
元人材育成担当であり新人研修マネージャーでもあったので、人事のご担当者の想いも汲み取りつつ。これも他の講師にはなかなかできないところかも。
あ、もちろん技術も多少教えましたよ。ネットワークとかアルゴリズム、言語系もね。新人レベルなら書けますから。デバッグも得意です。
中身に対してフィーはふるいませんが(苦笑)50数名の新人たちの成長に関われる日々はお金には代えがたいのかもしれない。
最後に新人たちから寄せ書きをもらった。昔はよくあったけど最近は少なくなった。そして久しぶりにもらった寄せ書き(ちなみに紙ではなくPDFというのが今どき)。みんなに自分の思いが届いていたのかどうか少なからずの不安はあったけど、みんなちゃんと受け止めてくれていたみたい。「中川メモを参考に精進していきます」ってコメントもあって、一体どれだけメモしたんだ?!と。それだけいろんな言葉を拾ってくれた証だね。ありがたい。やったかいがあった。
私の前で悔し涙を流す人、話を聞きながら目を潤ます人もいたけど、その悔しさもきっとバネにして成長してくれるはず。
そうやって受講者の心に楔を打ち込むのが私の仕事。いつか仕事をする中でその楔に気づいて自分自身で成長してもらいたい。
数カ月後、フォローアップ研修で再び私が講師として訪れるかもしれないことを、まだ彼らは知らない。
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