冬の雨の夜に想う陰陽のバランス

陰陽とは少々古い言い方のようでもありますが、

正と負、

プラスとマイナス、

表と裏

いいことと悪いこと、

ポジティブとネガティブ、
夏と冬、

晴れと雨、

昼と夜

ということです。

なぜ陰陽だけネガティブな語が先なのでしょうね。不思議。

今度調べておこう。


言い方はいずれにしても、そのバランスでこの世が成り立っていると考えると様々なことに合点がいきます。

私はずっと以前から、なんとなくその存在を感じていました。

20代から30代まで、比較的多くのプラスを得てきた私にとって、いずれバブルが弾けるときが来ることをなんとなく予想していました。

それが何かはわかりませんし、どういうことなのかもわかりません。

でも、調子に乗りすぎていると、いつかきっと大きな病気をしたり、何らかの不幸が襲ってくるのだろうと感じていました。


果たして、30代の後半になって、その時はやってきました。


それまで築き上げてきたものがガラガラと音を立てて崩れ落ちていくような瞬間でした。


「あ、これなんだ。こういう形でつけを払うことになるんだ。」


そう感じた私は、すべてを受け入れました。

ジタバタしたところで、これは自分の人生のバランスを取るために必要なことだと悟ったから。

つけを払うときだとわかったからです。


幸せになることは悪いことではないけれど、ずっと幸せでい続けることなんてありえません。

逆に、ずっと不幸でいることもありえません。止まない雨がないように。


Give & Take


これもバランスを表す言葉です。

手に入れるものが多くなってきたり、人から与えられるものが多くなってきたと感じたら、そろそろGiveする頃かもしれません。


良くしてもらったらお礼を言う。

満足したのならば、相手が楽になるように自分が少し手間を掛けてみる。

そんなことでもいいんじゃないかと思います。

一日一善とはよく言ったものです。日常的に私たちは社会や周りの人たちに支えられて生きているわけです。だから、一日に一つくらい相手のため社会のためになることをしましょう。

そういうことでしょうね。

そうやって日々バランスをとるための言葉なんじゃないかと、最近気が付きました。


私の今年のテーマは「与(Giving)」です。


なんだかちょうどいいテーマだなと感じる、冬の雨の夜です。



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