「助けて」と「ありがとう」
私はなかなか「ありがとう」と言えない人でした。
素直じゃなかったし、どこか気取ったところ、あるいはプライドの高いところがあったと思います。
それを、幼稚園の頃の息子くんに変えられたのです。
彼は私に「ありがとう」と言ってのけた。
ショックでした。
自分が素直に言えないセリフを言われたことに。
そして、言われた時の嬉しさに。
企業組織においては、役職が上がるほど、「助けて」や「ありがとう」は言いにくいセリフの代表でしょう。
また、日々戦っている営業戦士たちにとっても同様かもしれません。
しかし「助けて」も「ありがとう」も幼稚園の子供達だって言えるセリフです。
それは自己開示の言葉でもあります。
そして、企業組織の中でそれを使うことで、関係性は密な方向に向かい、チームワークを生むきっかけにもなるでしょう。
ダイアログ・イン・ザ・ダークで、不安の中での協力姿勢、助け合い、自己開示、スキンシップを体験する価値は大いにありだと思います。
いま、企業研修は単なるスキル研修ではなく、多様なアプローチの必要性が生まれてきているような気がします。
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