スポーツからビジネスを学ぶ
最近のコーチのやり方に逆行していたというエディ・ジョーンズ氏。
周辺からはいろいろ批判もあったというが、やはりマネジメントリーダーとして変わらないところはある。
それが、「目標設定」と「ビジョン設定」。
“ラグビーもビジネスも同じ” と語るのは中竹竜二 日本ラグビー協会コーチングディレクター。
“日本は「とにかく頑張りましょう」と目標を曖昧にするところがありますが、それではまったく意味がないことを、エディーがしっかり示してくれた。”
何をするにしても、目的と目標は大事、と私も数々の研修の中で伝えてきています。
中竹氏は、
“単純に数字のターゲットではなく、ビジョンをしっかりと示すことが大事。これは企業にとっても大切なことで、売り上げだけでなく、フィロソフィーを示すことが大事ということになります。”
と記事内で語っています。
何を達成するのか。
何のために、何を自分たちの信念として、目標に立ち向かうのか。
そして、その先に何があるのか。
大事なことは、スポーツもビジネスも同じ。
実は面白い記事内容がもう一つありました。
それはエディ・ジョーンズ氏が「混沌」を作り出していたこと。
中竹氏は「カオス体験」という言葉で表現しています。
そこを体験して突破していく機会が持てるかどうか。
これは「U理論」に似ています。
そう考えると、カオスがあればいいというわけではなく、そこに何かを見つけ、気づき、生まれ変わっていくプロセスが大事。
記事内にはその部分が書かれていないので、チーム内に何が起こったのかはわかりませんが、なおさら、スポーツとビジネスの共通点の多さに気付かされます。
新卒採用において体育会系を意識して採用することは、意味があると思いますね。
0コメント